マヤ遺跡探訪
JUNCHAVĺN
コミタン市 西外れの小高い丘に フンチャビンという古典期後期の小さな遺跡があります。 INAH の資料 では Hun Chavin となっていますが、現地では Junchavínと綴られていました。

入り口には標識がありますが、管理人は不在で入場無料です。  暫く前に一番上の神殿だけ修復されたようですが殆ど無名の遺跡です。  簡単にご紹介します。

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    (訪問日 2004年2月13日)
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 (Una colima en la cercanía de Comitán)

コミタン市から西の街外れに出て曲がりくねった道を行くと丘の左側が金網で囲まれています。 金網の中が遺跡で、 遺跡の案内板のある入口の柵を開けて写真の様な小道を登っていきます。

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 (Una terraza en la mitad de ladera)

小道を登っていくと広場につき当たり、広場に沿って石垣が築かれています。 広場には四角い建物の基部のような石が並び、 広場の上へ更に石垣が続きます。

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 (Muros se extienden hacia arriba)

石垣の間を階段が縫うように上へ続いており、未知の遺跡で先に何があるのか全く予想もつきませんでしたが…。

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 (Templo piramidal de Junchavín)

階段を登りきると丘の頂きに白い神殿が現れました。 この神殿だけ修復されているようですが、神殿全体が結構歪んでいる ので、本格的な修復と言うより補修程度だったでしょうか。

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 (Templo piramidal de Junchavín)
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同じ神殿を左側から見た所です。 INAH の雑誌で古典期後期と言う事はわかりますが、それ以上の詳しい事は 判りません。 正面階段と階段左右の手摺り部分はテナム・プエンテやチンクルティックの神殿と様式が似ているようです。

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 (Vista de Comitán desde la cima del Templo)

神殿からはコミタンの街が一望出来ました。 出張先で思いがけず未知の遺跡に出会え、ちょっとした感動でした。  フンチャビン遺跡、短いですがこれで終わりです。



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